130519 アスタリスク

アスタリスク見てきた.

アスタリスクはDazzleが主体?となってつくったストーリー付きダンス公演

5月19日17:00講演開始.最終公演.
場所は東京国際フォーラム,ホールC.自分の席は3皆の最前列.
1皆の席が良かったけど,予約したのが木曜日で席が全然あいてなkった\(^o^)/
もっと早く予約しておけば...

実際に講演を見て思ったのは,全体をよく把握したいなら2階の最前列ぐらいが良かったのかなって思った.ステージが2階建てになってたので.
でも演者の顔を見たり,迫力を感じたいならやっぱ1皆だよなぁ

ステージが2階建ては幕間を短くするのに大変有効だと思いました.
ステージ2階の下の部分も牢獄とかで上手く利用されてた.
あのステージは自作なのかな,それともCホールのオプションとかかな
情報量が多くて一度にすべてを把握するのは難しいと思った.
DVDで何度も見たいね!

見に行ったモチベーションとしては林ゆうきさんが音楽担当だったのが1番の理由かな.
2番めの理由としては男子新体操チームのBlueTokyoが出るから.
3番目はいろんなダンズが混合だから,1度で色々美味しそうだとおもったから.

ストーリーもわかりやすくて良かった.
兄と妹の不幸?な人生の流転を描くストーリー.舞台は戦前ー戦中の社交場とか.

もっと前衛的なこの前,横浜でみた「見えなくなるだけで消えない」
みたいな超絶意味不明ストーリーを想像してたから,正直たすかった.

この世は力こそがすべて!的な欲しいなら奪えばいいみたいなのが
兄が孤児院で教えこまれた考え方.


パンフレット見たら脚本担当の飯塚浩一郎さんの
「資本主義の先に何があるのか、世界中の人々が探し求めています」
という言葉が書かれていて,そういうことだったのねと納得した.
自分的にその先はエンドルフィンとアドレナリンかな.

印象に残ったシーンはチャプター6の記者たち.
妹と記者のやり取りのときに,四角い箱を上手く使ったダンスが印象に残った.
あるときはお立ち台になり,それをずらして歩道にしてみたり,記者の椅子にしたり.
記者が手を挙げて最後の1人に譲るダチョウ倶楽部方式があったのは笑ったw
ああいう小道具を有効に使えたら面白いな.

チャプター15の軍隊も新体操で印象に残った.
Blue Tokyoにはやっぱり普通のダンスとは違う,飛び道具的な強さがある.
ブレイクダンスもダンスの中で異質感はあるけど,「全員が揃う」という要素が
新体操にある分だけ,フィットするのか,単にバランスの問題か?
たま~に出てくるからいいみたいな.
普通の舞台で床が硬いのに,あれだけ飛んだりするのはすごい.格好いい.

最後の礼が何故か二回あって,2回目は花束贈呈があった.
最終公演のイイトコロだな.

最終的に兄は指輪を,妹は眼を失った.それで丸く収まる理由としては

・兄の指輪が,権力というか自分がでかくなりたい!というエゴの象徴で,
それを失うことは,権力の決別,つまりこの世は力がすべてという考えとの決別を意味した?敵に奪われそうになったときに歯向かわなかったけど,重要なのは結局,生きること...

・妹は眼を失ったけど,濁った世界を見続けるよりも,重要なのは自らのアイデンティティ,つまり自分たちが元いた場所を取り戻すこと.

て な感じなのかな.でも結局,昔の家に戻ってしまうのは,両親からの束縛から完全に逃れられないということを意味するけど,両親は何も悪く無いから良いの か.悪いのは親戚とか,孤児院だし.両親の家,土地があるから今の自分があり,両親,先祖への尊敬といま自分たちが生きていられる感謝の念を示した?

でもあそこまでなって,生きる意味ってあるのかな?って思う.あそこで二人が再会するという目的が果たせたわけだし自殺するのも1つの展開としてありそう.彼らの「その先」は現実問題としてどうなるんだろう.物語だからあそこで終わりだけど.
あの状態で二人はどうやって生きていくのかな.

あと兄が戦争から戻れた理由が書かれなかったけど,色々と野暮だから怪我して除隊されたからってことにしておこう

他に印象的だったのは
・朗読の声が主人公的イケメンボイスだった.主演の長谷川達也さんの声だったのかな.ガンダムUC主人公バナージ役の内山昂輝さんを思い出した

・孤児院の先生が性別不明だったw3階からでよく見えなかったから仕方ないね.パンフと常識的に考えて女性だろう.髪長かったし

・タップダンスに合わせて踊るシーン.タップの人が女性っぽかったけど,女性であれだけの音が出せて体力があるなら相当凄いと思いました.

・サーカスで,でかいスカートを履いて,その下に4人ぐらい人がいたのがすごかった.1人は肩車担当.
でもダンスシーンになると周りを見てる間にいつの間にか下ろしていた.人数が多いのは,ああいうミスリード的な目的もあるんだろうな.

・ ダンスとかで片方に集団があって,片方がソロの状態で踊ってる時は,やっぱりソロを見るのが基本なのかな.ダンスやってないからその辺の作法がよくわから ない.そういえば,タップとかの時に物凄い歓声が上がってたりしたのは物凄いダンスっぽいと思った.多様なものが組み合わされてできた講演だから,客層も 多様な感じだった.

・後半開幕の歌付き邦楽ダンスは,オリジナルだったぽい.非常にジャニーズっぽかったwそういうディレクションで作ったんだろうな.演者がマイク持って歌ったのは笑ったw初めて見たけどああいう人たちなんだろうなw
そういえば休憩があるのも意外だったな.映画を見た後だったから余計にそう思っただけかな.二時間の講演ならあっても普通か.

もう寝るから,この辺にしとこう.
面白い公演だった.Dazzleの過去のDVDを買おうかな.
DVDがあることを考えると,やっぱり実際に見に行くなら映像にはない息吹を感じるために前の方の席で見るのが良いかな.次から早めに予約しよう.