アンドレアス・グルスキー展に行ってきた 130901

昨日行こうかと思ったけど、川崎に行く用事ができたから本日,日曜日にした。

六本木駅または乃木坂駅に近い国立新美術館

アンドレアス・グルスキー展。Andreas Gursky

ドイツ語ならこれでグルスキーと読むのか?アンドリースガースキー?

行こうと思ったキッカケは、長浦の丘の上の図書館のチラシで見たスーパーカミオカンデの写真に釣られたから。あの写真はインパクトある。

マンモスYUKA展ていうのもパシフィコ横浜でやってて,どちらに行こうか迷ったけどマンモスだけで2200円は高いとおもったのでこちらになった。

 

ついに俺もアーティスティックな人間になってしまったかと謎のことを思いながら入場。

でもアメリカンポップ・アート展に行ったわけではない。興味のあるとこだけ。

感想的にはやっぱりものの価値がよくわからない。ライン川のあの写真で4億円($4m)とは。しかもライン川の対岸は街があってそれを消して、批評としては「グルスキーの到達した崇高な世界が広がっている」とか。。。直線、幾何的、ミニマルがグルスキーさんの売りらしい。デトロイト・テクノとか好きそう。

でも普通にある情報を加工したものだから、知ってるものでそれが1つの画像にたくさん集約されていて、面白かった。マクロ的に遠くから見たときは色彩的なインパクトで引きつけられて、それで近づいていってタネがわかって、そのたくさんのタネがどんなものかをミクロ的にじっと見るのが面白かった。ツール・ド・フランスとかF1関連のが情報量が多くておもしろかった。もっとメカメカしいものが見てみたいなって思ったけど,それは師匠の仕事なのかな。

F1ピットストップは2007年の作品で、BARホンダとトヨタが一緒の写真に収まってた。どっちも弱かったから多分、ピットレーンの入口近くでちょうど前後で並んでたんだろうな。ちなみに入口に近いほうがBAR。ヤルノが頑張ってたからトヨタのほうが成績良かったんだなきっと。ジェンソンも良いドライバーだったけど機体が糞だったんだろう。ジェンソンが優等生すぎるのも問題だったのかも。そういえばホンダが撤退した次の年にジェンソンが勝ったんだっけな。ホンダが撤退前、最後の年に開発してたのが素晴らしかったとか。

BARとトヨタのピットの間に女性が写ってて、もしかしたらジェンソンの彼女の道端ジェシカかなと思った。

「99セント」の絵の一番手前にキットカットが写っててどんな味なのか食ってみたいとおもった。でかさ同じなのかな。パッケージはちょっと違った。

スーパーカミオカンデに写ってる作業員2人は後付らしい。というか絵自体もいくつかの画像を重ねたものらしいし、大した問題ではないのかもしれない。なんでつけたり足したりするのかな。個人的には人がいたから、あんなところで作業する人がいるんだなと単に思ったが。メンテなのか計測なのか、舟漕ぎか。

技法としてはいくつかの画像を重ね合わせてすべてにピントがあってるようにするとかが凄いところらしい。情報の保存とかに良いなって思った。壁画とか物理的なデータで無くなりそうなやつを上手くその通りに保存する方法。そもそも壁画とかをHDRIで人間が見てるとおりに保存したいよね的な話を昔,聞いたことを思い出した。

 

というわけで地味に楽しめたアンドレアス・グルスキー展でした。F1ピットストップのポストカードを買おうと思ったけど,8月の出費が激しいことを思い出してやめました。

国立新美術館が初めてだったから地下一階の美術館全体として売ってる御土産も見てみた。現代アート屋らしくヴィレバン的な怪しい雑貨が多くて面白かった。何も買わなかったけど。

 

1時間半ぐらい鑑賞して出て行きましたとさ。ちなみに展覧会には石丸幹二によるオーディオ解説の入ったプレイヤーを500円で貸し出してて、ツッコミを入れまくるために聞いてみたかった。2回目があったら聞きたいね。

 

おわり